mapは何ができるのか
Swiftのmapはメソッドです。
配列や辞書に対して使います。
何ができるかというと、
配列や辞書の全要素に対して何かしら処理をしたい時に使います。
mapの使い方(配列と辞書)
mapを配列に使う場
1 |
var names = ["Taro","Jiro","Ken","Koji"] //名前の入った配列 |
namesという人の名前の配列があって、全ての名前の前に、
“名前は”という文字列を付け加えたいとします。次のようにmapを使います。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
var names = ["Taro","Jiro","Ken","Koji"] //名前の入った配列 //配列namesの全要素に、"です"を付け加えたい var newNames = names.map{("名前は" + $0)} print(newNames) //結果: ["名前はTaro", "名前はJiro", "名前はKen", "名前はKoji"] |

$0 ←これは繰り返されるときの配列の要素のことです。 ”Taro”,”Jiro”などのことです。
“名前は”+$0とすることで、 “Taro”など要素の前に”名前は”という文字列を追加しています。
数字の配列でもmapは使えます。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
var numbers = [2,3,4,5] //配列numbersの全要素を+1したい var newNumbers = numbers.map{($0+1)} print(newNumbers) //結果: [3, 4, 5, 6] |

これはmapを使って配列の全要素に+1しています。
mapを辞書に使う場合
上ではmapを配列に使いました。辞書にも使うことができます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
let person = ["名前": "Taro", "性別": "男性", "出身": "京都"] let personNew = person.map{ ($0.0 + "は", $0.1 + "です") } print(personNew) //結果: [("出身は", "京都です"), ("名前は", "Taroです"), ("性別は", "男性です")] |
$0.0 ←これは辞書のキー(“名前”,”性別”,”出身”)のことです。
$0.1 ←辞書のバリュー(“Taro”,”男性”,”京都”)のことです。
mapを使って、キーとバリューそれぞれに文字列を加えています。
Swift mapのまとめ
Swiftのmapは配列や辞書に対して使って、全要素に対して何かしらの処理をしたい時に便利だと思います。
参考: