みなさまこんばんは。
投資を始める際に、何年続ければ元本の倍になるかって気になりませんか?
今回は株の投資をする際に、何年で元本の2倍になるかを計算する方法をご紹介いたします。
※あくまで業績が安定している企業における計算方法です。投機(短期間での株の売買)を目的としている方には参考にならないと思われます。
PER(株価収益率)
そもそも株価収益率とは何?PERはなんの略?と気になるかと思います。
PERについて端的に説明している野村證券のサイトがありますので、以下をご参考にされてください。
Price Earnings Ratioの略称で和訳は株価収益率。株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用される尺度である。
時価総額÷純利益、もしくは、株価÷一株当たり利益(EPS)で算出される。
例えば、株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、PERは10倍である。
一般的には、市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較で割高・割安を判断する場合が多い。どのくらいのPERが適当かについての基準はなく、国際比較をする場合には、マクロ的な金利水準は基より、各国の税制、企業会計の慣行などを考慮する必要がある。
なお、一株当たり利益(EPS)は純利益(単独決算は税引き利益)を発行済株式数で割って求める。以前は「自社株を含めた発行済株式数」で計算していたが、「自社株を除く発行済株式数」で計算する方法が主流になりつつある。
企業の株主還元策として自社株を買い消却する動きが拡大しており、より実態に近い投資指標にするための措置である。
https://www.nomura.co.jp/terms/english/p/per.html

以上を簡単に説明すると、
- PER は Price Earnings Ratio の略
- PERは 購入時の株価 ÷ 一株あたりの純利益 で求められる(※1)
- 業界の平均と比較することで初めて価値が生まれる(※2)
※1)以下の記事に一株あたりの純利益の求め方が書いてあります。
※2)
例えば、PER = 10 は、10年で元本が2倍になると期待できますが、同業種の別企業はPER = 5 だとしたらどうでしょう?そして平均は7とします。
元本が2倍になるのは早ければ早い方が良いですよね?
となるとやはりPERが低い方を選びたくありませんか?しかも業界平均も10より低いですし。
注意点

ただ、ここで気をつけなくてはならないのが、引用にもある通り、PERだけで決めてはいけないと言うことです。
PERが良さそうに見えても、財務面で借入金の依存度が高かったり、自己資本比率が極端に低い場合などもあり得るのです。
過剰にお金を借りている企業ならば、もし取引先の倒産などでお金を回収できなくなってしまう銀行にお金が返せなくなって連鎖倒産してしまうこともないとは言えません。
上場するくらいの企業ならなかなかないとは思いますが笑
他の財務指標については以下の記事をご覧いただけると恐縮です!
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