【20代で資産形成】企業分析の指標・4つの利益率

みなさまこんにちは。アライさんです。

今回は企業分析の指標として、投資家が注目する「利益率」についてお話ししていきたいと思います。

「利益率」と一口に言っても、その見方は多岐にわたります。

以下の記事でご紹介してる収益性とは、一番分かりやすい「売上高営業利益率」です。

実はこの他にも売上高総利益率、売上高経常利益率、売上高当期純利益率などがあります。

「売上高総利益率」

これは売上高に対する総利益(粗利)の割合を示しています。

計算式は 総利益÷売上高×100(%)

総利益(粗利)とは…

売上高から売上原価を差し引いた利益のこと。

粗利が良いということはつまり、

  • 商品の仕入れを安くできている
  • うまく付加価値をつけることができている
  • 安く製品を生産できている

ということを示しており、企業が物を売る実力を測るものです。

「売上高営業利益率」

営業利益とは、先ほどの粗利から営業活動(本業)で掛かった費用を差し引いたものです。

本業で利益を出すために掛かった費用のことをまとめて「販売費および一般管理費(販管費)」と呼びます。

本業?ってなるかもしれませんが、企業は本業だけでなく投資なども行なってお金を稼いでいるので、営業利益は本業だけで手に入れた利益ということなのです。

つまり、企業の本業がどれだけ調子が良いのか、軌道に乗っているのかを測るのが営業利益率です。

計算式は 営業利益(総利益−)÷売上高×100(%)

営業利益率が高いということは、

  • 本業で稼ぐ実力がある
  • 業績の安定性が高い
  • 経費削減が上手い

などが要素として挙げられます。

「売上高経常利益率」

経常利益とは、経理の世界ではよく「けいつね」なんて呼ばれます。

先ほどの営業利益に加えて投資活動などで獲得した利益または、失敗して発生した損失を含めて企業全体でどれだけ利益が出たかを示すものです。

例えば、他社の株式を保有している場合、その配当金をもらう場合などは営業外収益として計上されます。

反対に営業外費用として計上されるものは、会社を運営するためにお金を借りた場合などに返済と同時に支払う利息などがここに含まれます。

やはり工場とかを持つ企業は設備投資で大量の資金が必要なのでたくさんお金を借りる傾向にあり、比較的利息が大きかったりします。

計算式は 経常利益÷売上高×100(%)

つまり、売上高経常利益率とは企業の通常の実力を示す指標であるということです。

もちろんいつも予想通りにビジネスが進むことはないので、予想外の収支が発生することもあります。

これらのイレギュラーな要素を特別利益・特別損失としてまとめています。

例えば、いくつかある事業のうちの1つを他の企業に売却した時などの発生する利益は特別利益として計上されます。

来年も同じような利益が発生するわけではなく、企業の通常の実力をしめす要素にはなり得ませんからね。

ちなみに、事業売却は利益ですが、経営状況によっては良い利益ではない可能性もあるのでご注意を。

特別損失などはわかりやすくて、災害など予測できない要素によって被った損失のことです。

「売上高当期純利益率」

ここまでくれば予想できた方も多いかと思いますが、

純利益とはすなわち、「最終的に確定した利益のこと」です。

前述の通り、特別収支まで計算した後に、法人税等納め、その後に残ったお金はこれ以上引かれることはありません。

売上高純利益率とは、最終的に確定した利益が売上高のうちの何%を占めるかを表しています。

計算式は 純利益÷売上高×100(%)

株主に対して責任のある利益が純利益ということですね。

つまり、売上高当期純利益率が高いということは、

  • 株主のお金をうまく活用して利益をたくさん出した
  • 1年で様々な要素がある中で、うまく舵をとって会社運営ができている

ということが考えられます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回はあくまで簡単な説明だったので、次回にでも具体的な企業の収益性分析をできればと考えています。

ちなみに収益性を測る要素としてはROAというものもあるので、こちらについても今後ご紹介する記事を書きたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。